『明治東京恋伽(めいこい)』明治時代の文化人との恋
2013年にPSPで発売された『明治東京恋伽』は現代の女子高生が明治時代にタイムスリップする異世界トリップものの乙女ゲームです。
もとは携帯アプリからスタートしていますが、アプリでの人気が高まり、PSP版で登場しました。
2015年4月にはファンディスク『トワヰライト・キス』もPSPで発売しています。（PSstoreでダウンロード版あり）
2016年8月25日にはPSvita版の『明治東京恋伽 Full Moon』の発売も発表されています。
ストーリー
胡散臭い（自称）奇術師に、現代から明治時代へとタイムスリップさせられた主人公。
物の怪を見ることのできる特別な能力「魂依（たまより）」の力を持つ主人公は、明治東京の文化人たちと交流を深めていくうちに元の世界へ戻るのか、明治の世に留まるのか決断を迫られることになります。
作品の特徴
携帯アプリから人気があっただけに、シナリオの面白さは定評があります。
アプリの移植作品なので、ボリュームはやや少なめです。
内容は異世界トリップのファンタジーものですが、とにかく甘いシナリオで乙女ゲームらしい乙女ゲーム。
形式は選択肢を選んで進めていくアドベンチャーです。この作品は「牛肉」なしには語れないという独特の魅力もあります。
また「ダミーヘッドマイクモード」があるので効果のある場所でイヤホンを使うと、魅力的なボイスがダイレクトに耳へ入ってくるため乙女は大変なことになります。
シナリオは甘いだけでなく、笑いも押さえています。甘さと笑いのバランスが絶妙で楽しめますが、恋愛過程の描写で物足りなさを感じている人もいます。
シナリオよりもキャラクター重視の方向けで、作品全体の完成度よりもキャラ萌えが最重要でしたらオススメです。
キャラクター
・主人公（デフォルト名あり）
胡散臭い奇術師に明治時代へタイムスリップさせられる。牛肉が大好きすぎることを除けば普通の女子高生。
・森鴎外（もりおうがい）
スーパーエリートだが、時代の最先端を行き過ぎているため変人扱いされている。
・菱田春草（ひしだしゅんそう）
クールな美術学生だが、魅力的な被写体を見つけると誰彼構わず口説いてしまう癖アリ人物。
・川上音二郎（かわかみおとじろう）
秘密の副業で女装をして芸者として働いているが、面倒見のよい兄貴肌。
・泉鏡花（いずみきょうか）
戯曲家を目指している。神経質でとにかくキツイ性格をしているが、うさぎちゃんグッズ収集家。
・藤田五郎（ふじたごろう）
凄腕の剣客で不愛想な警察官。威圧的な態度のため、近寄りがたいオーラを放つ。
・小泉八雲（こいずみやくも）
日本の物の怪を研究している。人当たりがよさそうな顔で近づいてくる腹黒。
・チャーリー
主人公の案内役を務める自称奇術師の胡散臭い男。主人公をタイムスリップさせた張本人。
※6人攻略後にルートが開通します。
主人公について
主人公はとにかく「肉」が大好きです。肉が絡むと残念なことになってしまいます。
普通の女子高生ですが、突っ込みセンスはなかなか鋭いです。出しゃばりではないものの、無個性型ではありません。
主人公の性格が合わなかったという声はあまり見かけませんが、中には合わなかったという人もいると思います。
システム
スキップ機能
早くて快適です。周回プレイのストレスを軽減してくれます。
ダミーヘッドマイクモード
キラキラ光る演出が出ると使用できます。ボイスをリアルに堪能できますが、興奮してしまう可能性が高いため、人が多いところでのプレイは推奨できません。
おまけ
スチル回想はあるのですが、イベント回想機能がないのが残念なところ。
攻略方法
共通ルートからペアルートに分岐していきます。
序章は全キャラ共通、その後選択肢によって「鴎外＆春草編」「音二郎＆鏡花編」「藤田＆八雲編」のペアルートへ移行します。
ペアルートで好感度の高いキャラクターの個別ルートに入ります。
好感度の上昇を知らせる合図はありませんし、好感度の数値を確認できるシステムもありませんが難易度は高くありません。
ですが、確実に攻略したい方は攻略サイトを参考にしましょう。
EDの種類は各キャラにつき、3つあります。
スチルと糖度
甘いです、おいしいです。ですが、時々崩れているものもあります。（スチル以外のグラフィックについても微妙な点もあります）
糖度はめちゃくちゃ高く、どのキャラもすごいです。
是非フルコンプして愛されまくってしまいましょう。
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