『下天の華』くのいちの正体を隠して恋をする
2013年3月末にPSPで発売された『下天の華』は、コーエーテクモから出ているネオロマンスシリーズです。
過去のネオロマシリーズとはがらりと雰囲気が異なっています。
続編も発売されていますが、2016年9月8日には本編と続編を一緒に楽しめるPSvita版『下天の華with夢灯り 愛蔵版』が発売されています。
ストーリー
変化の術を得意とするくのいちの主人公は、信長暗殺のために明智光秀の妹姫「桔梗」として安土城に滞在することになります。
滞在できる期間は1か月。その期間中に正体を隠し通し、目的を果たすために暗躍しながら、周囲の男性達と交流を深めていきます。
作品の特徴
主人公の目的は「信長暗殺」なので、くのいちの立場と個人的な心情を天秤にかけて結構苦悩しています。
ゲーム期間が1か月なので、シナリオ全体は短めです。
気付くと、「え、もうエンディング?」というくらいあっさりラストまで行ってしまいますが、短いながらも良くできています。
意外とバッドエンド条件が多いので、こまめにセーブしたほうが無難です。
新しいネオロマシリーズを出すにあたって実験的な作品だった印象がありますが、システム面も快適で、攻略難易度も易しいほうです。
キススチルはありませんが、リップ音があります。ネオロマでリップ音はかなり頑張っています。
しかもネオロマなのになんとフルボイスです!
キャラクター
・主人公(デフォルト名は名前呼び有)
変化の術を得意とするくのいち。責任感が強く真面目だが、情に流されやすい。
・織田信長(おだ のぶなが)
大らかで豪胆。カリスマ性はあるが、冷酷な一面もある。
・明智光秀(あけち みつひで)
主人公の雇い主で信長の腹心。何でもそつなくこなす優秀さを持つが、S気質。
・羽柴秀吉(はしば ひでよし)
信長の家臣。女好きでフレンドリー。
・徳川家康(とくがわ いえやす)
信長の客人。女性恐怖症で少し引きこもり気味。
・森蘭丸(もり らんまる)
真面目な堅物で信長の側近。信長に害をなすものには容赦しない。
※下記の2人は、信長、光秀、秀吉、家康、蘭丸のうちだれか1人をクリアすると攻略可能
・百地尚光(ももじ なおみつ)
主人公の保護者的人物で師匠。
・織田信行(おだ のぶゆき)
信長の実弟。華があってカリスマ性を持つ兄には劣等感も抱いている。
主人公について
くのいちだけど、くのいちらしさに欠けています。人を傷つけることも好まないため、任務中でも苦悩しています。
突飛のない行動はとらないため、プレイヤーを置いてきぼりにするタイプではありませんが、無個性型主人公ではありません。
システム
システム面はかなり快適で、スキップも早く、読み込み時間も早いです。
好感度なども確認しやすく、攻略ヒントもあるので攻略しやすくなっています。
スキップ機能を駆使して周回プレイをすると、かなり短期間で全キャラエンドを見ることも可能です。
・攻略方法
密命をこなしつつ、お目当てのキャラのもとに通って好感度を上げます。
1日の行動回数は3回までです。夜のみ「誘惑」が行えます。成功すると好感度が大幅に上がります。
パラメータには「縁(好感度)」と「疑念」があります。「疑念」の数値が高まるとバッドエンドになります。
いずれも選択肢によって数値が変化します。
個別エンドは一途プレイを、大団円エンドは計画的にキャラの好感度を上げてください。
ちなみに大団円エンドは全キャラ攻略後に開通します。
システムには忍法帖(状況に合わせて変化する)、戦闘(タイミングに合わせてボタンを押す)、修行(ボタンアクションの練習)などがあります。
戦闘システムは本格的なバトルではないので、それほど難しくはありません。
スチルと糖度
ネオロマ作品なので、他の乙女ゲームと比較すると糖度は低めです。
ただし、ネオロマ作品の中では頑張って糖度を高めてきた感じがします。
場面に合わせてスチルを用意しているため、甘さよりもストーリー重視のスチルとなっています。
ニヤニヤできるスチルもありますが、他の乙女ゲーム並の甘さは期待しないほうがいいです。
画はとてもきれいになっています。
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