『薄桜鬼黎明録』新撰組誕生秘話を描いたファンディスク
『薄桜鬼黎明録』は2010年にPS2で発売されました。
その後、PSP、DS、PS3、PSvita版といった流れで移植されています。
移植のたびに追加要素があるので、新しく購入する方は最新のものを選ぶことをお勧めします。
まず、この作品は乙女ゲームではありません。
主人公は名前も固定されている男主人公「龍之介」です。
内容は新撰組誕生秘話を描いた薄桜鬼本編前の話になっています。
今までの薄桜鬼シリーズとは一線を画しているので、乙女ゲームだと思って購入しないようにお気を付けください。
薄桜鬼のキャラクターに惚れ込んでいるユーザーのための作品といえます。
ストーリー
武士の家系でありながら、武士を嫌う主人公・龍之介。
母親を病で亡くし路頭に迷っていたところを芹沢鴨という男に拾われ、後に新選組となる人斬り集団の拠点で過ごすことになります。
武士を目指す彼らとの出会いで、「武士」とは何かを学んでいく物語です。
作品の特徴
初めに記載していますが、これは乙女ゲームではありません。
主人公の名前は龍之介で固定されており、1人のキャラクターとして扱われています。
男主人公の視点で物語は進み、キャラクター達と友好を深めていくことが目的になります。
シナリオは長く、会話文以外の文章も多いので、ノベルゲーに分類して差し支えないと思います。
薄桜鬼と上手くつながっており、「こんなことがあったから、新選組がある」と思えるようになっています。
キャラクター
・井吹龍之介(いぶきりゅうのすけ)
武士の家系だが武士嫌い。死にかけていたところを芹沢鴨に拾われる。
・芹沢鴨(せりさわかも)
自分勝手で短気な切れ者。新選組の悪名を広めた人物。
攻略制限があり、芹沢鴨は土方ルートクリア後に解放されます。
・小鈴(こすず)
控えめだが芯の強い舞妓。龍之介に恋心を抱く。
おなじみのメインキャラクターについては割愛。
メインキャラクター
・土方歳三(ひじかたとしぞう)
・沖田総司(おきたそうじ)
・斉藤一(さいとうはじめ)
・藤堂平助(とうどうへいすけ)
・原田佐之助(はらださのすけ)
その他薄桜鬼からの重要な登場人物
・風間千景(かざまちかげ)
・雪村千鶴(名前変更可能)
※個別ルートの終章でキャラとともに登場します
システム
・攻略の仕方
選択肢で友好度をあげていきます。友好度が上がると「信念の灯」が表示されるので、難易度は高くないと思います。
共通ルートがあり、その後個別ルートに入ります。BADENDもあります。
フルコンプを目指す場合は編成録を使えば格段に楽です。
・編成録
物語の進行をフローチャートで確認でき、一度通過したシーンに戻ってプレイできます。イベント回収がしやすくなっています。
・友好度設定
一度ゲームをクリアすれば、編成録で友好度を自由に設定してプレイできます。
友好度が条件になっているイベントを回収する際に便利です。
・信念の灯
愛キャッチシステムを、友情キャッチシステムに置き換えたようなものです。
友好度が上がると表示されます。
・十六夜挿話
条件を満たすと追加されていきます。
キャラクターの視点から物語を語るため、キャラの本音が垣間見えます。
行軍録または編成録から読むことが可能です。
スチル
安定の美しさです。薄桜鬼シリーズでは、スチルの美麗さが他のレーベルよりも群を抜いています。
男ばかりの物語なので、血なまぐさくて荒々しいスチルが多くなっています。
糖度
男の友情がメインとなっているため糖度はありません。
龍之介と小鈴の恋愛模様は多少あります。
キャラの個別ルート終章で薄桜鬼ファンには嬉しい要素があります。
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